人を魅了するデザイナーイサム・ノグチについて

イサム・ノグチは海外でも日系米国人の芸術家で知られていますが、彼の作品やその精神を宿した作品は、国内外からも注目をされています。彫刻家でもあり画家やインテリアデザイナー、舞台芸術家などとても幅広い芸術分野での活躍をした人ですが、彼自身は日系アメリカ人であり、金属や石や木を用いた抽象的な彫刻や建築の装飾や家具設計などが特に有名です。没した後でも彼自身が残した芸術精神を宿した数多くの作品はずっと愛され続けていて、私たちの身近な品としても天井に吊るす照明器具などが知られています。彼の作品は他社にも多くある照明器具とは一線を画した存在感があり、単なる照明器具としてではなく、偉大な作品のひとつとしての地位にあります。そのため、デザイナーイサム・ノグチの作り出した作品を生活の中で身近に感じる人々も多くいるのです。

イサム・ノグチの作品として独特の芸術性が宿っている

イサム・ノグチが活躍した時代の日系人というのは、日本ではアメリカ人として、アメリカでは日本人として見られてしまうことが多く、イサム自身にもそのことへの大きな苦悩があったようです。そういったさまざまな思いや苦悩がやがて作品へ投入されて昇華することで、彼は作品作りへのエネルギーに変えていったのです。その結果、彼にしかなし得ない作品を生み出すことができて、それがやがて照明器具という日常の中でも一般的に利用されるアイテムにさえ、イサム・ノグチの精神が継がれていくことになり評判になりました。他社の照明器具とは大きく違う、作品としてのエネルギーを持っているのは、イサム・ノグチが照明器具という形を通して、彼の精神をそこに込めた作品となっているからなのです。彼独特の芸術性が宿っていることで、他社との違いが大きいのです。

イサム・ノグチの作品は自然を取り入れたものが多い

1951年にイサム・ノグチには提灯との出合のきっかけがあり、そこから照明器具としてのイサム・ノグチのakariシリーズが制作され始めました。ノスタルジアな雰囲気と、それに反する斬新さとを兼ね備えているakariのデザインは素晴らしい作品として、国内外からも評価されることとなりました。和への強いこだわりが表現されているこのakariは、たちまち世界中で愛されることになり、究極の照明デザインとして最高傑作とも言われています。作品akariは、ニューヨーク近代美術館コレクションの中にも収蔵されていることからも、単なる照明器具とは一線を画した存在であることが伺えます。太陽の光と月の光を部屋へ入れるとコンセプトに基づいてakariと名付けられている通りに、生活の中にそれらの風景を取り入れてくれる照明です。志を受け継いだ職人の手によって、彼の照明は多くのファンのためにも作り続けられているのです。